『ひたち22号』という特急電車が、「ムーンライトひたちが誕生した!」と鉄道ファンのみならず、日本全体で話題となっております。
2月13日に発生した福島の地震により運行できない東北新幹線の代わりに、臨時運行している一つとして『ひたち22号』が走っています。
そして話題の中心となっている『ムーンライトひたち』というワード。
これは悪天候の影響もあり、上野行きに行先変更の上、列車到着は明朝になりますとのこと。
つまり、ムーンライトひたちが誕生することとなったのです。
特急ひたちは、過去に『フレッシュひたち』や『スーパーひたち』と呼ばれて運行していたこともあって、今回の『ムーンライトひたち』というのが話題となっているようですね。
しかし、アツい話題はそれだけではないようです。
今回は、そんな『ひたち22号』とはいったいどんな電車なのか?
また、今回臨時運行となって話題となっている理由とは何か?をまとめてみました。
題して、ひたち22号(特急ムーンライトひたち)とは?臨時運行で復活し話題に!というタイトルで進めて参ります。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
ひたち22号とは?
本当にムーンライトひたちになった!と話題になっている『ひたち22号』ようです。
画像引用:JR東日本
こちらの列車になりますね。
特急列車らしいフォルムでカッコいいです!
この列車は2012年に運行デビューしており、普段は「品川・東京・上野⇔水戸・いわき・仙台」の区間を走っています。
この列車の歴史は古く、初代「ひたち」は1969年(昭和44年)に上野駅 – 平駅(現在のいわき駅)間を運転する季節特急列車として運転を開始しました。
それから時は流れ、1989年(平成元年)に、常磐線特急列車における速達型列車として「スーパーひたち」運転を開始しました。
その後、1997年(平成9年)、停車型の「ひたち」がE653系電車投入により「フレッシュひたち」として運転を開始しし、現行の「ひたち」として運行しています。
ムーンライトひたちとは?
この特急列車「ひたち」は、過去に「スーパーひたち」や「フレッシュひたち」、また「さわやかひたち」や「ホームタウンひたち」など様々な愛称で呼ばれていました。
そこで今回誕生した「ムーンライトひたち」。
この誕生の仕方が何とも感動的なのです。
本日発車予定の仙台13時57分発、臨時快速いわき行き、ひたち22号品川行き。上野行きに行先変更の上、列車到着は明朝に″なります″との事。
ムーンライトひたち確定です。 pic.twitter.com/hEojsga95v— のいじ (@eki_noiji) February 15, 2021
このツイートにもあるように、様々な条件が重なってしまい、「ひたち22号の到着が上野に変更された上、到着が明朝になる」となりました。
このことから、『ムーンライトひたち』と呼ばれるようになったようです。
たくさんの偶然から生まれた愛称であり、鉄道ファンの間では「伝説になる」と言われているほどです。
JR職員の想いが熱い!
悪天候の中、停車を繰り返しながらも東京・上野を目指すのにはある理由があったのです。
それは、乗客の多くに大学受験生が乗っているという事。
どうにかしてでも、東京まで大学受験を控えている受験生を届けてあげたいというJR職員の熱い想いが、鉄道ファンのみならず、全国の人たちを感動させています。
常磐線 臨時快速・特急ひたち22号の車内から実況していきます
18:17岩沼駅手前で一旦停止
放送「この先の運転区間の打ち合わせを行っています。」18:22岩沼駅に停車
発車後、降車駅と、翌日の大学受験を控えた客の確認を行うとのこと。18:37岩沼駅発車
— チャーター@臨時快速/特急ひたち22号実況中 (@charter_blog) February 15, 2021
まとめ
今回は、話題となっていた『ひたち22号』についてまとめていきました。
さまざまな条件が重なり合って誕生した『ムーンライトひたち』。
それも福島で発生した地震の影響で、東北新幹線の臨時運行として活躍し、しかも大学受験を控えた受験生が多く乗車しており、どうにか朝までには東京に届けてあげたいという想いが感動的です。
コロナのこともありますし、福島の地震で大変な状況でもあります。
そんな中、こういった熱い想いから感動できるというのは少し心が救われる感じがしますね。
無事にこれからも運行出来ることを願っています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。